高齢者共感体験研修プログラム
インストラクター資格認定
日本ウエルエージング協会では、高齢者共感体験研修プログラム インスタント・シニアを指導するインストラクターを養成しています。
擬似体験し、体感し、実感し、考える。高齢者共感体験研修プログラム インスタント・シニア® は以下のようなプログラムです。
インスタント・シニア®って何?
歳を重ねると身体機能がどのように変化するのでしょうか。高齢者に近い状態を一時的に経験できる機会を提供する研修プログラムが、高齢者共感体験研修インスタント・シニア®です。
一般社団法人日本ウエルエージング協会は、このプログラムの開発者で著作権を持つカナダ・オンタリオ州政府から、日本で唯一使用を認められた団体です。インスタント・シニア®は、一般社団法人日本ウエルエージング協会の登録商標です。
プログラムの内容は?
オリエンテーション後、ウエイトやサポーターなど9種類の器具を装着。あらかじめ設定した課題をチェックしながら、街や施設内で高齢者共感体験研修をします。その後、ディスカッションや発表を通して受講者同士で体験を共有します。1コースにかかる時間は2時間半ほどです。プログラムを修了された方には【高齢者共感体験研修プログラム「インスタント・シニア®研修修了証」】をお渡しします。
プログラムを受けるのはどんな人?
教育機関、中央官庁をはじめとする行政機関、医療機関、金融、流通、交通、建設・設計、インテリア・デザイン、地域開発、商品開発、メディア、ボランティア団体、高齢者団体など幅広い機関が研修を実施されています。当協会が実施する研修回数は、年間平均130回で、受講者数は毎年3000人を超す多数の方々がインスタント・シニア®体験研修をされています。
プログラムから何が得られるの?
「高齢者の視点から社会を観察」することができます。高齢者の身体的機能の衰えやそれに伴う心理状態を実感すると、私たちを取り巻く生活環境のさまざまな問題が発見できます。まとめると、
① 高齢者の身体的な自然な老化を実感する
② 心理的にどう影響するかを知る
③ 他人の問題ではなく、自分の問題としてとらえる
ことができます。
そして、それら問題の解決策を考え実行する絶好の機会になります。
たとえば、これまで以下のような解決策の実施に役立ちました。
社員教育の実施
建築物や街のバリアフリー化
段差の改善
通路の拡張
照明・インテリアの変更
家具のレイアウト変更
休憩用ベンチの増設
エスカレーター等の安全対策見直し
商品開発
商品デザインとパッケージ変更
帳票類のデザイン変更
パンフレットなどのデザイン変更
値札・サイン・陳列方法の変更
接客サービスの改善
ドライバーの運転改善