日本ウエルエージング協会(WAJ)の紹介

ウエルエージングの思想を今へ

一般社団法人日本ウエルエージング協会

1953年、医師・吉田壽三郎の活動によってスタートした日本で最も歴史の長い高齢者問題を扱う団体です。

誰が

はじめたか?


創設者・吉田壽三郎は京都大学医学部を卒業後、

厚生省などを経てスウェーデンへ留学、老年学を学んで帰国

カナダのトロントに本拠地を置く国際高齢者連盟(IAF)にも加盟

世界先進各国と活動を連携させました。

1995年には国連のNGOにも指定されました。

ラジオ短波「ウエルエージング・アワー」

「高齢者のための発明工夫デザインコンクール」(3年間)

などの多彩な活動を通して日本の高齢社会の歩みへ貢献


初代会長は当時東京女子医科大学学長を務めた久慈直太郎

多くの偉人が設立に関わりました。

吉田壽三郎の思想を実践し世界的な活動へ広めた専務理事・白石正明

現在の日本ウエルエージング協会のベースを作り上げました。

なぜ、ウエルエージングと名付けたか?

スウェーデンなど海外から学んだ深い思想が反映されました。


ウエルエージングがめざすことは

一人ひとりの活動が、

地域や組織の輪となり

超高齢社会のエージングまでを考え

ソーシャルワークとすることにあります。

なぜならば、

それがまた個人の営みへ影響を与えるからです。

私たちの思想です。

共感していただける方々と共にめざすテーマです。

創設者の吉田壽三郎は孔子の言葉からも学び

エージングを考え抜きました。

そこで、たどり着いた境地

高齢社会は「文明病」

病におかされつつある変化に警鐘を鳴らしたのです。

誰もが願う「長生き」

しかしそれが達成されそうになった時に

社会の変化が人へもたらしたものは何か?

人は幸せを感じているのか?

長生きの時代の考え方

「生」から「死」へ

生き物として弱い幼老期を挟み

少年から老年期に必要な

「博愛=情・仁・愛」


人として試される時代となりました。


人間の知恵の授受を考えていかなければなりません。

75歳から老人

現在、再定義されつつある老人

創設者・吉田壽三郎は「老人は人である」と提唱しました。


65歳から75歳は開花期

75歳からは結実期

その先に訪れる寿命を覚悟し、迎える大往生

「自然の良能」

人生100年時代と言われる現在にこそ必要な思想であり、実践です。

医療は予防へ

CureからCareへ

医療の核心は予防へ

医療から介護へ

診療報酬から介護報酬へ

病院から老人ホームへ

病院看護師から施設看護師へ

施設看護師から介護士へ

つなぐ人は誰か

マネジメントするのは誰か

古くて新しい課題

今に繋がる鋭い洞察力です。

この7つのハードルを超えることは簡単なことではありません。

しかし、私たちは常に語りかけます。

今、必要なことは「ウエルエージング思想」、それに基づいた生活


アクティブなエイジングのために必要な学びがあり、

修練があります。

ゆえにインスタントシニア事業をはじめました。

人生100年時代

多死時代

様々なニーズも見えてきました。

さらに時代の変遷にあわせて

高齢期における身体の変化だけではなく、

認知症から看取りまでの情報を提供してまいります。

思想を引き継ぎ、今の時代ニーズへやり方を合わせていくことが日本ウエルエージング協会のテーマです。


インスタント・シニア事業

思想は引継ぎますが、

ソーシャルメディアの活用など

新たな手法へ挑戦してまいります。

高齢者疑似体験、これは高齢者のことがまだまだ分からなかった時代に導入されました。

30年の歩みの中で分かってきた高齢者のことがあります。

さらには

身体の不自由さから

認知機能の変化

必ず訪れる終末期

そして個別対応


新たなニーズにあわせたプログラムが必要となりました。

2020年新プログラムを構築中し

再スタートさせていきます。

第3の場づくり構想への着手

「自宅」

「職場」

高齢期に必要なもう一つの居場所

「第3の場所」づくり


活動機会を創造し運営していくことが目標です。

これは創設者・吉田壽三郎が臨んだ

「参加型小域よろずやセンター」=「ウエルエージング・センター」の私たちが現在模索するカタチです。


仲間を集い、語り合う

そしてアクション 

ウエルエージング・オンラインサロン(WA-OS)の設置運営

2020年は新たな取り組みをスタートさせます。